「酔客の土間泊まり」(すいきゃくのどまどまり) ― ことわざ

酔っ払いに客間を汚されることを嫌がった宿屋が、玄関先の土間にその酔っ払いを雑魚寝させて、被害を最小限に食い止めようとする様*1。転じて、迷惑な人なんだけど無下に帰すわけにもいかないというような微妙な人間関係、もしくは、迷惑な人なので放置しておこうというような状況を表す。

(用例)1.あいつはもう〜でいいよ。 2.あの営業の人、まだ受付で粘ってるよ。まるで〜だね。

*1:明治時代以前の宿屋である。現代の宿屋でそのようなことをすれば即座に訴えられるし、だいいち土間がない